2023年10月:おたより
この教室の子どもたちは実によく集中して練習します。姿勢もいいです。
教室に入ったらすぐ123,456,789を横に並べて9回足すと1が8個並んで0-1となります。
そこから今たした数を引いていきます。計算が正しければ0になります。
級が低い生徒は12,345や123で練習します。
これらの基本的な練習を地算(じざん)と言います。
「広辞苑」には、「地算」(素地になる計算、初歩の加減算)と書いてあります。地酒、地唄、地侍なども似た言葉です。
そろばんはタテの種目とヨコの種目があります。
タテは見取り算、伝票算で、ヨコは掛け算、割り算です。
かけ算、割り算は絶えず九九を心の中で言いながら計算を進めます。
見取や伝票はおしゃべりしながら。
別なことを考えながらでもできるかもしれません。
ですから集中力が大切です。だからそろばんで集中力が伸びるのです。